ヴィエナピアノ・フルート教室は群馬県前橋市、高崎市にある、音楽教室です。

  • menu

ソルフェージュの受験対策

2020年5月6日

コロナの影響で今日6日まで教室を閉鎖していましたが、明日から様子を見つつ徐々に再開していきます。

さて、教室ではソルフェージュコースとして、音大受験にも対応した楽典、新曲視唱、聴音を教えています。
今までも多くの生徒が、その様な音楽の知識を学んで、音大などへ進学しました。皆、それぞれに得意不得意があり、歌えるけれど音を聞いて書くのは苦手、反対に音は聞こえるけれど歌で音程を取るのは苦手。などなかなか全部うまくはいきません。

楽典は学校の勉強と同じで覚えれば良いのでとりあえず脇に置き、やはり問題は実践的な二つ。新曲視唱と聴音になります。
小さい頃からピアノを習っている子は「絶対音感」もしくは「ほぼ絶対音感」があることが多く、比較的聞いた音がドかレかは分かります。

「ほぼ絶対音感」というのは、ピアノの音はわかるけれど、声は高さがわからない、他の楽器になると分からない、もしくはピアノの音でも何となく曖昧(たまに間違える)という状態です。 ただここまで分かれば後は数をこなせば大丈夫です。「絶対音感」がある場合は間違えはありません。ドはドとしか聞こえず、ドがレに聞こえるというのは青を赤というくらいの感覚です。なので間違え様がない。

でも、やはり難しいのが「二つ以上の音が同時に聞こえる場合」と「臨時記号が多く尚且つ速度が速い場合」だと思います。

二つ以上の音はたまには初めからよく聞こえる子もいますが、大抵はどこかの音(大抵内声部 )が聞こえにくく、何ヶ月か立って段々ともしくは急に聞こえてくる様です。外国語がある時急に聞こえてくる感覚と同じ様なものだと思います。いろいろな聴き方のアドバイスをしつつレッスンしている中で思うのは、根気よく続けること。いつかは必ず聞こえます!

もう一つ、速い場合。これのポイントは覚えること、慣れること。同じパッセージでもゆっくり聞こえる様な感覚になればしめたものです。こちらも外国語と似ている様な気もします。初めは速くて何を言っているか聞き取れなかったものが、ある時を境に、速すぎるという感覚が無くなってきます。

どちらも結論としては辛抱強く数をこなすことです。

では・・・ドがドと聞こえない場合はどうするのか?

これが問題ですね。この場合は 時間がかかります。絶対音感ではなく「相対音感」というものを使います。相対音感というのは字の通り、相対的に音程を捉えます。ドがこれだよ!と教えてもらえれば、それと比べてレが一つ高いのでレと分かるという具合です。ずっと初めからメロディーをなぞっていくので、途中で一度分からなくなってしまうとずれてしまったりします。2度、3度を注意深く聞いていきます。ただ、良く「ピアノ演奏に絶対音感は必要ない」と言われる様に、この相対音感を極めていくととても便利なものです。むしろこちらの方が音楽的には必要なものでしょう。

どちらにせよ、音を正確に声で出すこと、聞いて書くことは音楽をする上でとても役に立つ能力です。試験はテクニカルな面もあっても無駄になることは決してないのですし、このソルフェージュの勉強はやっていくととても面白いものです。

・・・