ホームコンサート

先日の「ヴィエナ敬老の日コンサート」の様子は「ブログ」と「今までのこと」のページに載せました。最近のヴィエナにしては珍しく少人数のアットホームなコンサートでした。

このコンサートを見ていて思い出したのが、私の長男、2男のホームコンサート。長男とは正のこと。
自宅のピアノの部屋で、祖父母、主人と私、そして息子たちで、クリスマスやお正月等にコンサートと食事という企画をよくしていました。ひいおばあちゃんもいっしょでした。

息子たちのピアノの先生がおっしゃるには、「子どもの演奏を聞くときは真剣に聞くことが大切。レストランのバックミュージックではないのだから、食べながら聞くのは良くない。」とのこと。

そのため、まずコンサート。プログラムは人数分を手書きで作ります。2人だけのコンサートですから、曲は弾けるものをたくさん並べます。ときどきは私も弾きました。

そして、子どもたちへ大きな拍手のあと、食事会。このコンサートのために、特に気合いを入れて練習をさせた記憶はありません。そのくらい日常の自然な流れだったのでしょう。

いまは、ひいおばあちゃんも祖父も亡くなってしまいましたが、あのコンサート&食事会の日のことは、昨日のことのように楽しく思い出すことが出来ます。

子どもたちのピアノの先生もお正月にいらして、この行事に加わってくださったこともあります。今のヴィエナは大人数になりましたが、大人数でしか出来ないことの良さを持ちながらも、そのように生徒との個々のつながりも大事にもしていきたい、と常に考えています。その意味からも今回の敬老の日コンサートは、充実感のある思い出深い企画となりました。

以前Mちゃんのお母さんが「うちは発表会が終わってからも大変なんですよ。」とおっしゃるので、どうしてですか?と伺ったところ、「発表会ごっこが続き、毎回お辞儀しては弾き、私は盛大な拍手をする役なのです。」

きっと他のおうちでも似たようなことがあるのでしょう。ピアノが家庭の中の楽しい一場面として、なにか役割を果たしてくれたら、教師としてこれほど嬉しいことはありません。

kumiko

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