自分にとってのピアノ

以前あるラジオ番組で話しをしていた時、色々と話した後で、最後に「伊藤さんにとってピアノとは何ですか?」と聞かれたことがあります。まとめるのに最適な質問だなぁと頭の隅で思いつつ、ちょっと考えて「自分の成長に合わせて音楽が変わっていくので面白いですね。」というように答えたことを覚えています。
最近ふと、そのことを思い出して、改めて今自分に問いかけてみると、やはり同じ答えをしそうな気がします。演奏する音楽表現自体はもちろん変わっていくし、とても音楽が楽しい時もあれば、ピアノを弾きたくない時もあるし、体の使い方、音楽の背景などへの興味が強い時期もあったり、自分の変化を映す鏡のような存在なのかもしれません。 もともと様々なものへの興味がありすぎ(笑)、一つのことを長年継続してというタイプではないのに、ずっと音楽に携われているのが不思議にも思う反面、ピアノという楽器、そして音楽を通して、色々なことを教えてもらっているのかなぁと感じています。

tadashi

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