東京でのレッスン開始

今年よりベヒシュタインジャパンの特任講師として東京でレッスンを始めることとなりました。今週の日曜日にまずは初回のレッスンがありました。

基本的には月に一度くらいのペースでレッスンを開催して行く予定です。

新しい場所、そして初めて会う方へのレッスンということもあり、とても楽しみにしていました。
今回は音大の学生さんから、ピアノの先生をされている方まで年齢層も幅広い方が受講されました。

「がんばって」弾いている印象が多く、先日音楽の色についてのコンサートを開催したこともあり、もっとピアノから色々な雰囲気と言うか色を出すことを主眼にしたレッスンとなりました。音楽を表現するにあたり、ガンガン弾いているだけだと、力強い雰囲気にはぴったりですが、柔らかだったり、しっとりした感じが出にくくなります。
確かに大きなホールで弾くには大きな音には説得力があり、映えるのは確かなんですが。ピアノの曲ってホールの為に書かれているものばかりではなく、むしろ室内的であったり、もう少し大きくサロン的であったり、もしくは演奏している自分のために語りかけるようであったり。です。上品さも出てきます。

センスの良い音楽、ドイツ的にも昔から「gute geschmak」と言ったり(良い趣味)という意味ですが、優しい表情のある音楽を目指していきたいと思っています。

tadashi

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