コンクールと感想

先日の日曜日に行われた本選で、教室のフルートの生徒とピアノの生徒の二名が全国大会への出場が決まりました。おめでとう!

コロナの影響で、閑散とした会場でしたが、練習の成果が発揮でき、とても嬉しいです。

ただ、伴奏を終えた後には、舞台袖で除菌シートを渡されました。早くこの騒動が収まって欲しいと心から願います。

さて、コンクールの話が出たので先日、あるコンクールの審査をした時の感想を書きたいと思います。

そのコンクールでは幼稚園のかわいい小さな子から大人までが出演していました。時間的にも長丁場ですが、審査員たちも仲良く、良い雰囲気で、また興味深く進めていきました。
幼児からだんだん年齢が上がり、小学校の高学年になると、本当に上手に演奏しています。
演奏する曲の難易度もかなり高いものもあり、大人顔負けの演奏になってきます。

そして、中学生。そして高校生。・・・このあたりで何か違和感を感じます。それが何なのか考えていました。後で思ったことは「ギャップ」

小学生があれだけひくのだから、もっと大きくなればとても良い音楽なのだろうと思っていたのが、実はあまりそうではなかったのです。中学生は忙しいのか、でも高校生は音楽の道に進もうとしている子も多いし、とちょっと考えてしまいました。年齢が上がるにつれ、聞く方としては音楽的な様々な表現を求めていきます。同じ曲を演奏しても小学生と高校生ではやはり違うはずですし、違わなければ小学生のままということになってしまします。

中々音楽の理解や表現が深まって行かないのかなと感じました。音楽の面白いところは「音楽すること」です。うまく弾けることでも、賞をもらうことでもありません。

クラシックは過去の名曲を演奏しますが、本当に奥の深い作品が多いです。それを理解することも含めて音楽を勉強する価値があると思っているので、教室の生徒たちには、是非「音楽を」好きになって表現できる様になって欲しいと思います。

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