この一ヶ月の対応

3月後半からコロナウィルスのおかげで、様々な対応に追われています。教室内には、3月の手洗いの掲示、4月に入りマスク着用の掲示、またそれに関連した掲示物を複数作成しました。

4月に予定していた、大人の教室の発表会も中止となり、5月のミニ発表会(こちらは教室のホールを利用した年に一度のアットホームな発表会)も止むを得ず中止です。
このウェブサイトの年間のイベントのページもいつもは2、3月に更新をしていますが、見通しが立たず作成できていません。

それに関連し、この様な生徒へのお便りもいくつも作成し配布しました。

この今回の騒動の原因や意図については様々な意見があるなか、学校もお休みとなりお店も自粛の嵐となっていることは事実で、このままだとどうになるのかと、皆が心配している状況です。

教室としては、4月25日から5月6日までついに閉鎖することにしました。このまま長くこの状況が続く場合はオンラインレッスンも視野に入れています。ただ、生徒たちにアンケートを取ればほぼ否定的な意見、自身で試してみてもどうにもうまくいくとは思えず、しかしそうかと言って、成長期の子供達や、受験を控えた学生のレッスンをずっとお休みにしてしまうのはできないので、最後の手段としては考えています。

生徒のレベルが上がるほど、実際の(対面の)レッスンと質が全く異なってくるのは確実で、音の間違いくらいしかで直す事ができないのではないかと思っています。普段のレッスンでは、初歩の段階から、音のバランスや動き、体の使い方、レガートやスタッカートに代表される音のニュアンスまで触れています。オンラインでそれができるのか。

時間についても長い場合はレッスン自体が90分あります。それがオンラインで集中できるのか。そもそも教室に来て、大きな良い楽器で弾くのが上達の秘訣にもなっていると思う中、課題は多くなっています。演奏の方の世界では、全てのコンサートが中止になってしまい、私だけでも10近くの機会がなくなってしまいました。これを回復するため様々な試みがされています。面白いところでは、一曲を多くのピアニストが弾いて繋げるという企画。また、オンライン上のチケット制でのコンサート、その他にも皆が知恵を絞っています。個人的にはそれはそれとして、対面(ここで対面と書くのも変な感覚ですが)のコンサートがコンサートであって、そこのライブ感や音響は、オンラインではとにかく別のものになることは確実です。それが無ければ意味がないとも思うのですが・・・でもそうも言っていられない。

早い再開を心から願っています。

この記事をシェアする

ARCHIVES

ページ上部へ戻る