ピアノをすると頭がよくなる?② 東大生の2人に1人はピアノをならっていた?

頭がよくなる?シリーズの続きです。何年かに一度このタイトルの様なアンケートや記事が出てきます。未だに根強い東大ブランドですね。東大に入るのは素直にすごいと思います。努力の賜物です。

記事は「だからピアノを習おう!」と繋がって行くわけですが、そしてヴィエナも音楽教室として、そうにもっていくのが良いのかもしれませんが(笑)、個人的には沢山勉強して東大に入るためにピアノを習うというのはちょっと違うというか、違う方向だと思います。もしかしたら結果的にそうになるかもね、というくらいの副産物でしょう。

6歳児を2つに分けたグループで演劇よりも、ピアノのレッスンを受けたグループの方がIQが上がったという研究結果があるそうです。演劇は台本の文字を読んで(台本がある場合は)表現するのに対し、ピアノはあまり馴染みのないであろう音符を読んで、音符の長さを理解し、リズムも理解して・・・というところで確かにより頭を使う気がします。そして演奏者として思うには一番違うのは指を細かく使うことかと思います。新しいことを吸収して、頭と体を同時に使うということによってそんな研究結果がでたのでしょうか。

ピアノを演奏することは確かに難しくて、時間がかかります。「音楽を楽しく!」をきっかけとして始めてもそれだけでは続かなくて、どこかで挫折したり、興味が薄れたり、もう練習は嫌!となったり、そんなことは日常茶飯事です。むしろ、継続することでそんな経験を重ねて行くことが経験値に繋がり、練習の進め方などの計画性との相乗効果で、もしかしたら受験勉強にも効果が出るのかもしれません。

演劇にしろ、音楽にしろ、どちらも感情やイメージを体を使って表現するということには変わりません。音楽の本質的なところは、表現するという「喜び」です。みんなそこを目指して音楽を始めて欲しいと思います

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