アート探求4 ジョセフアルバース

アートのこと4回目。前回まではアートは美しくなくては、と思う。ということで終わっていました。

今回は千葉県にある川村記念美術館を見てきました。ここは古典から現代美術まで幅広く見ることができて、美術の流れを掴むにも分かりやすい展示になっています。ただその中でも現代美術が多く所謂現代アートも沢山ありました。

有名なところはロスコ・ルーム。部屋自体が一人の作家ロスコの作品のみで構成されています。それぞれの作品が大きさもあり、微妙な色合いを出すために色を重ねていること、そして照明が赤っぽい(写真では白いですが)という工夫もあり、独特の世界観を表現している部屋でした。

そして、今の企画がジョセフ・アルバースの色と素材の実験室でした。

色の様々な見え方や組み合わせ方を実験的に試行錯誤した人で、色を組み合わせた様な作品も多くあり、実際に体験できるワークショップもあり、面白い経験でした。

こちらが、それぞれの背景の色の上に小さな色を乗せる実験です。背景の色が異なることによってその前にある色が実際は異なるのですが、同じ色に見えるという、目の錯覚というか色彩のトリックですね。

そして、またここにも現代アートが数多くあり、綺麗さ美しさを感じるものもあり、そうでないものもあり。これが評価が定まっていないという意味で現代の世界を表しているとも言えるのでしょう。

今までに人類が経験したことのない速度でテクノロジーが発達する世界が、混沌とした、方向性の見えない世界に感じ、それがアートとして表出してきている様にも感じます。美が絶対的なものではなくなり、破壊的だったり、カオスであったり、逆に静謐さを感じるまでの無に近い境地であったり。

色んな表現の中で自分としては、美しさや美意識に軸足を置いたアートをピアノで学ぶという方向をしたいのかなと朧げながら見えてきた気がします。

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