アドラーピアノトリオ第3回定期公演 

先日の日曜日、東京でアドラーピアノトリオの第3回定期公演がありました。それのレポートです。

今回のプログラムのテーマは「古典と近代」でした。古典というのはモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの所謂ウィーン古典派と呼ばれる作曲家たちの作品。そして、近代というのが、20世紀に入ってからの作曲家たち。今回はハチャトリアンとヒンデミットを選びました。

古典派が綺麗に整ったもの、「調和」が根底にあるのに対し、近代になると、民俗的な要素や、新しい作曲技法、はたまたその新しい技法と過去の技法を混ぜたもの、または今までのものを壊す意図のある作品、なども多くなります。面白さはあるものの、一度聞いても良く分からない?というのが大方の感想になってしまうことが多いので、今回は(このピアノトリオのコンサートでは常にですが)解説を交えつつ進めていきました。

ハチャトリアンの曲は上記の「民俗的な」曲。この辺りはある意味分かりやすく、アルメニアという国のダンスの要素が取り入れられているので、ノリもよく、弾いているのも楽しい!

そしてもう1曲のヒンデミットは、バッハ的な対位法(一つのメロディーに対して、どんな旋律が合うかを見つける技法)を駆使して出来ている上、拍子も4分の2と、4分の3がめまぐるしく入れ替わるといった複雑な曲。伴奏とメロディー という単純な、そして一番わかりやすい構成からはかけ離れているので、理解するのも合わせるのも時間がかかりました・・・ただ、いったん慣れると独特の雰囲気があり、癖になるような曲なんですが。

ゲストとして、クラリネットの岩瀬龍太さんと一緒の舞台。ウィーンを中心に、主に現代音楽で活躍されている彼からはいろいろ勉強させてもらいました。アンサンブルは音楽性をすり合わせていく楽しみがあります。個々に主張はもちろんあるので、大変な時もありますが。これからも続けていければと思います。

tadashi

この記事をシェアする

ARCHIVES

ページ上部へ戻る